【 中国製の珪藻土バスマット等、他社製品アスベスト検出の報道について >> 】
左官の技術を活かし、 追求してうまれたバスマット。 左官の技術、珪藻土の新しい可能性を追求しsoil の魅力をより多くの方にお伝えしたい。また普段は見えない、soilの左官職人さんが持つ技術力、日本のものづくりの素晴らしさについて広く知っていただきたい。 そんな想いからクラウドファンディングを実施し、生まれたバスマット 梶。終了後にも、多くの方からお問い合わせをいただき、今回、一般販売に至りました。 *KONCENT web shop 限定カラーになります。実店舗で販売しておりません。
soil 製造の全ての監修を行う左官職人「梶 昌一(かじ しょういち)」氏がつくる、その名も「soil BATH MAT kaji」。 全て左官職人 梶氏の手により一枚一枚丁寧につくられます。 高度な技術を要する伝統の左官技法を取り入れた、特注の珪藻土バスマット。希少性の高い製品です。日本のものづくりの素晴らしさを改めて知っていただく、きっかけになればと思います。
soil製造の全てを監修している左官職人「梶 昌一(かじ しょういち)」氏
BATH MAT kaji バリエーション
「かき落とし」とは、土などの主材に砂や砂利などといった骨材(こつざい)を混ぜて塗り付け、完全に乾く前に金属製のブラシなどの鋭利なもので引っかいて、表面にざらざらした表情を出す技法です。 珪藻土に応用し、平滑面と、上面にのみ表現された『かき落とし』の美しいコントラストを持つバスマットに仕上げました。 ※模様をお選びいただくことはできません。
程よく目の揃った足触りのよいテクスチャは、梶氏のこだわりの目の粗さです。使い込むことでテクスチャが丸みを帯びる為、経年による表情変化が楽しめるのも魅力の一つです。
■ soil製品の優れた吸水性・吸湿性・調湿性
足の裏の水分をすばやく吸い取り、時間がたつと自然に乾燥する珪藻土バスマット。珪藻土の粒子にはマイクロメートル単位の微細な孔が無数にあり、この孔に驚くほど大量の水分や湿気を保持。外気が乾燥すると孔の中の水分は自然に放出されます。 珪藻土に本来備わったこの「多孔質構造」が、soil製品の優れた吸水性・吸湿性・調湿性を生み出すもととなっています。
■ 安心安全な日本産、soilの珪藻土
日本国内で採れた良質の珪藻土のみを使用しています。約800℃で焼成した珪藻土を、水で練り合わせ、自然乾燥させて完成させます。素晴らしい機能性を最大限に発揮させるよう、焼き固めていないのも、soilならでは。質の良い珪藻土は多孔質のため、より高い吸水力を持っています。
■ 手作りならではの優しい質感
厚みは約3cm、重さは約6kgあり、素材本来が持つぬくもりと、肌ざわりが実感できます。soilが大切にしている「土」という素材そのもの自体を表現した製品です。少し冷んやりとした感触が気持ち良いのも魅力です。
■ 梶印(全種類)
今回の特注珪藻土バスマットには、全て梶印が施されています。 通常のsoilのバスマットにはない、梶氏がつくった事を証明する特別な印です。
左官職人 梶氏の高度な技術によって仕上げられる「soil BATH MAT kaji」。 全ての種類に技術と手間が必要なのはもちろん、自然素材である珪藻土は、その日の天候や気温、湿度によって仕上げをする時間が変わってくるため、一日の製造枚数が限られています。
材料を混ぜるタイミングから、鏝(こて)で仕上げる時間まで、毎日異なります。絶妙なタイミングを逃さぬよう、つくっている間は、ずっとその場から離れられません。。
モノづくりはしたいが、特に何かは具体的に思い描いていなかった中学生の梶氏。中学校の就職担当の先生が「お前もやってみるか」と言ったことがきっかけで左官という天職に出会います。 梶氏の若い頃の職人は今と違い、口頭で教えてくれる事はなかったため、先輩の技術を見よう見まねで習得。大勢の左官職人の中で、競争と勝負の毎日だったとのこと。 当時は、コンクリートではないため、病院、学校などの柱、壁、天井、床、全ての壁塗っていた時代。左官職人がいないと始まらない時代でした。
「先輩を追い越してやろう」と負けず嫌いの性格が功を奏し、多岐にわたる左官の技術をたった3年で習得。その後は、グループではなく一人で現場をまかされることもあったそうです。
雨の日には、左官の仕事ができない。 天候によって左右されてしまうこの時間を使い、 「珪藻土や左官という技術を、もっと人の生活に取り入れられないだろうか。」 そんな考えから、soil事業はうまれました。
soil事業から声が掛かったのは、約10年前。当時の石動(いするぎ)専務から「是非、梶さんに参加してもらいたい。」と言われたのが、soil製造の監修をすることになるきっかけでした。
当初は、半年ぐらい一度現場に戻ったが、珪藻土のバスマットが認知されはじめ、建築の現場からsoil製造に専念。 建築にいた頃からコテを使いモルタルが塗れれば、何でもできると思い、若い頃から繰り返し勉強していた技術がsoil製品にも活かされており、その職人技がなければ成り立たない製品が数多く存在します。
soil製品は上から下まで、細部にいたる隅々まで見られるので、1から10まで気が抜けない仕事。作業の細かさ、気の抜けなさに向かず、建築に戻っていく左官職人も数多くいましたが、梶氏は、昔から「人に喜ばれることをやりたい」という想いが強く、そのままsoil製造に没頭。
経験を活かせて、一人一人のお客様に喜んでもらえるsoil製品づくりに、大きなやりがいを感じているそうです。 沢山の賞をもらったそうですが、一番嬉しかったのは匠の盾。勤続44年、左官技術を多数取得して表彰された賞です。
紙の図面から寸分たがわぬサイズで作り出せるのは、この中の賞の1つである競技大会に出た際、自分で勉強し磨いた技術。匠マイスターとして、会社の訓練学校の教師を務め、若い世代に技術を伝承しています。
江戸時代より富山で左官業を営み、1917 年(大正6年)に四代目石動半七(いするぎはんひち)によって金沢で創立された株式会社イスルギ。大阪万博や国宝瑞龍寺(富山県高岡市)の再建事業や金沢城の復元工事、姫路城天守閣の「平成大改修」など歴史的建造物のプロジェクトに携わってきました。
soilは、株式会社イスルギのアート事業部の新規事業として2009年にスタート。2015年5月にsoil 株式会社として独立。左官技術の活用、また古くから左官素材として使用される吸水性・保湿性に優れた珪藻土に着目し、それらを融合させることで新しいものづくりを行ってきました。
結露したグラスの水滴を吸水する『COASTER』や、塩をさらさらに保つチョコ型乾燥剤『DRYING BLOCK』など、バス・キッチン周りを中心に、珪藻土の特性を活かした、約70以上の製品を展開しています。 ひとつひとつ、ていねいに、ていねいに。 左官の技術を最大限に生かして土を配合。鏝(こて)を使い分け、美しく細やかに仕上げます。 すべては、日本の風土がうんだ made in earth のプロダクトです。
海や湖などに生息していた植物性プランクトン類が堆積物となり形成された地層から採取されます。多孔質構造で、内部にマイクロメートル単位の微細な孔が無数にあいているので、吸水性や保湿性に優れ、消臭性や調湿性にも富んでいます。 珪藻土は各地の風土によって様々な色をおびているのも特徴です。soilでは、自然な色合いをそのまま製品に取り込み、秋田県産や石川県産の珪藻土を用いて、見た目にもやさしく軽やかなカラーで展開しています。